
・オムロン血圧計 HEM-7313のレビューや評価が知りたいな
・手首式から、上腕式血圧計への買い替えを考えています
…そんな人向けの記事です。
ボク(筆者)は、40歳の2020年1月に、基礎代謝の低下と暴飲暴食で、血圧の上が180~190台まで上がってしまいました。
その時から、手首式の血圧計で測定していたのですが、自宅で測っていた数値と、2020年8月の健康診断で病院で測った数値との間に、差があったため、手首式より正確に測定できる上腕式血圧計を購入しました。
ちなみにボクは、40年間の人生で上腕式血圧計を、1人で使った経験がありません。
hem7313の見た目・外観
・手首式より大きいです。
hem7313の寸法は、
縦: 約23.5cm
横: 約18.5cm
高さ:約10 cm
保管しておく場所も必要です。
パッと見の特徴は、製品がフタ付きであること。
フタを開けると、計測部の上にスペースがあり、スペースには腕に巻き付けるカフ(腕帯)パーツが入っています。
フタを含めて製品はしっかりした造りで、丸みを帯びた白いボディとクールなデザインの黒いカフのコントラストが美しく、長く使い続けていきたい気持ちになります。
値段
約1万円で買いました。
電源
単三アルカリ電池×4本で、およそ300回の計測ができると説明書に書いてあります。
付属している単三電池は、あくまでお試し品なので、300回の計測はできずに先に電池が切れてしまう可能性があるようです。
電池は、本体の裏側のフタを外してセットします。
本体のサイドには、別売りの専用ACアダプタをつなぐコネクタもありますが、電池を使いたくない人は、専用ACアダプタを購入しましょう。
忙しい朝の測定時にACアダプタを本体へつなげるのが面倒であったり、約300回の計測のたびに、電池交換するのが面倒な人は、繰り返し充電できるエネループを買うのもオススメです。
パナソニックのエネループは、ニッケル水素電池という種類ですが、ボクは実際に自分のエネループを使って、HEM-7313の動作確認をしましたが、問題なく血圧が測定できました。
カフ(腕帯・わんたい)
腕に巻き付けるカフは、チューブと一体化しています。
カフは、洗濯できないようです。
そして大切なことですが、カフ(腕帯・わんたい)は消耗品なので、約1年で新しいカフと交換するよう、説明書には書いてありました。
空気の出し入れをして使用していく中で、徐々に正確な測定に求められる品質ではなくなっていくのかと思われます。
長くジックリ自分の健康管理をしていくなら、先にカフの予備も買っておくと良いかもしれません。
使い方
外箱にも書いてありますが、HEM-7313の特徴は、1人でもカンタンにカフを巻くことができて、測定結果の文字も大きく見やすいこと、です。
測定の手順
②カフを腕に巻く
③数分、安静にする
④測定スイッチを押す
では1つ1つ、手順のポイントを解説していきます。
カフと本体の接続
カフと一体化しているチューブの先端・エアプラグを、本体のコネクタにしっかりと差しこみます。
難しい作業ではありませんので、何歳の方であっても簡単につなげられると思います。
カフの巻き方
・薄手の服であれば、服の上からカフを巻きます。
・厚手の服なら脱いでカフを巻きます。
・カフは、すき間ができないようピッタリと巻き付けます。
・チューブが出ている側が、腕の内側にくるよう調整してカフを巻きます。
・カフの下部が、ひじの裏側の腕の線より、1~2cm上にくるよう調整して巻きます。
・カフの幅のまん中が、心臓の位置(目安は乳首)にくるように巻きます。
カフは手でもたない時は、くるっと内側に丸くなるようになっているので、巻き方のコツさえつかんでしまえば、初めて1人で上腕式血圧計を使うボクでも、簡単にカフを巻くことが出来ました。
安静にしてから計測
立って歩いたり、会話したりした後、すぐに血圧を測ると高い数値が出ます。
排便・排尿も先に済ませておき、数分間リラックスして落ち着いた状態にしてから計測します。
ただし、血圧は常に変動するので、たまたま高い数値が出たからといって驚くことはありません。
何度か計測して、自分の数値がどのように出るのか、知っておくことが大切です。
測定スイッチを押す
エアプラグと、測定の時に押すボタンの色が、ともに目立つ青色になっているのは、作業するのはココだけですよ…と分かりやすくするための、高齢者の方々に向けたメーカーの配慮なのかな、と思いました。
OKランプ・注意ランプ
測定スイッチを押してしばらくすると、カフが正しく巻けているときは、OKランプが緑色に点灯します。
もし、カフがゆるいなど、うまく巻けていないときは、オレンジのまき直しランプが点灯して、注意をうながします。
過去の血圧を記録できる
60回×2人分まで、過去の血圧を記録して、いつでも見返すことが出来ます。
手首式と上腕式との比較
実際に使ってみて、上の血圧の数値は、手首式も上腕式もそれほど違いがないことが分かりました。
手首式で測っていた時は、ボク自身、かなりルーズな巻き方・測り方だったので、姿勢やリラックス時間、巻き方などを正しくすれば、手首式でも本来の血圧に近い数値を出すことが出来るのでは、と思います。
しかし今回、上腕式で測ってみて、一番驚いたのは、下の血圧が手首式の時よりも、10~20は高く数値が出ていることです。
下の血圧(拡張期血圧)が高い理由
下の血圧が高い場合、手足など末端の細い血管が硬くなったりして、うまく血液が流れていない事が原因だったりするようです。
下の高い血圧を下げる方法
・血管を柔らかくする栄養素・成分を含む食材を摂る
・運動不足を解消する(デスクワークであれば、下半身のマッサージなどで工夫)
・タバコを減らす、止める
・酒量を減らす
・ストレスをためない
調べてみたところ、上記の方法などで、下の血圧が高いのを改善していけるようですが、ボクも下の血圧の観察・分析・改善を続けていきます。
悪い点
HEM-7313のデメリットをあえて挙げるなら、手首式より本体が大きいので、置き場所を決めておく必要があることです。
良い点
製品のうたい文句どおり、HEM-7313は操作がとても簡単で、ボタンの数も必要最低限なので、機械操作が苦手な人でも使いやすいと思います。
シンプルデザインの白いボディは、インテリアにもマッチすると思います。
本体はフタ付きで、内部にカフを収納しておけるので、パーツがバラバラになって見つけるのに困ることはないと思います。
今まで手首式を使っていたけど、よりしっかりと自分の血圧を測りたい、という人に、オムロン HEM-7131はオススメです。