動脈硬化の改善のために筆者が2021年5月21日からはじめた、エセルスティン博士の低脂肪のプラントベースの食事では、全粒穀物が欠かせません。
ただ、どんなに健康のためになる物でも長続きさせるためには、やっぱり味が良いとか、食べやすいといった特徴がある方が良いと思っていて。
そこで、おいしくて評価の高い全粒粉パスタはないか探していたのですが、良い品とめぐり会えたので紹介します。
アルチェネロ有機全粒粉スパゲッティ
パスタの色にビックリ
写真のパスタの色にまず注目してほしいのですが、茶色が特徴です。
普通のパスタは黄色をしているのに、アルチェネロの全粒粉パスタはなぜ茶色をしているのかというと、外皮(ふすま)を含めて小麦を丸ごと製粉しているからです。
そして、普通のパスタの精製工程では捨てられてしまう外皮や胚芽には、人間の血管や細胞、腸が喜ぶ栄養がたくさん含まれています。
栄養成分表示
製品の袋に書かれている成分表示を見てみましょう
・たんぱく質 10.7g
・脂質 2.8g
・炭水化物 73.6g
(糖質 65.9g、食物繊維 7.7g)
・食塩相当 0.01g
上記のうち、食物繊維量が普通のパスタ(食物繊維 約1.5g)と比べて、5倍ほど多いのが全粒粉パスタの特徴です。
また、胚乳に加えて外皮・胚芽まで全て製粉するため
・マグネシウム
・リン
・カリウム
・亜鉛
・ナイアシン
・ビタミンB6
・ビタミンE
これらのミネラル成分やビタミン類も豊富に含まれています。
ゆで時間
8分
ゆで時間は少し長めですかね。
筆者も1人暮らしの時は、ほぼ毎日料理をしていたのですが、結婚してからは妻に料理を任せっきりになっていて、この記事に載せているレシピのために久しぶりに自分で料理をしてみたのですが、全粒粉ではない普通のパスタのゆで時間は、5~7分程度じゃなかったかな、と思ったしだいです。
原産国
アルチェネロの全粒粉パスタはイタリアで作られています。
イタリアの有機農家が育てた南イタリア産の有機テュラム小麦を使用していると、製品袋に記載があります。
有機テュラム小麦の主な品種は
・セナトーレカペッリ
・シメート
・クアドラート
パスタは有機テュラム小麦と水だけで作られており、北部イタリア・アルプスのドロミーティの山岳地帯を水源とする水を使ってパスタを練り上げているとのこと。
味について・レビュー
外皮とかも一緒に製粉しているからなのか、口に入れて噛んだ瞬間に、日本そばのように…ふわ~っと香ばしい風味が口の中に広がることに、まず驚きました。
そして次に、かめばかむほどウマ味が出てくるので、この全粒粉パスタを食べている間は、そば好きのボクにとっては何とも言えない幸福な時間に感じられました。
Amazonのレビューを読んでいても、このアルチェネロの評価をつけている人がたくさんいるのですが、何よりもまずこのパスタの味・美味しさをメリットに挙げている人が多いです。
そして、蕎麦の風味に近いから、ゆでたパスタに少量の醤油をたらして食べている、という人も中にはいました。
もちろん普通のパスタを調理する時のようなソースや味付けも良いと思いますが、できれば、この全粒粉パスタの風味をそのまま味わえるような調理法でぜひ、パスタ自体のうま味を感じてみてほしいなって思います。
全粒粉パスタの調理例
色んな調理法がありますが、筆者が食べてみてとても美味しいと感じたヘルシーメニューを紹介します。
あんかけパスタの材料(2人前)
・アルチェネロ 全粒粉パスタ 200~280g
・人参 1/2本
・玉ねぎ 1/2個
・キャベツ 1/8個
・フェイクミート(原料は大豆) 適量
・エリンギ 適量
・しいたけ 適量
・きくらげ 適量
・塩 適量
・コショウ 適量
・鶏がらスープの素 小さじ1
・コンソメスープの素 キューブ型 2個
・片栗粉 適量
調理の手順
① 材料をカットする
・食べやすい大きさに、野菜とキノコ類をカットします。
② あんかけを作る
・鍋に4カップ程度の水を入れて、人参は水の状態から入れて火をつけます。
・沸騰したら、キャベツ、玉ねぎと投入し、野菜がやわらなくなったら中火にします。
・その後、きのこ類とフェイクミートを入れて、塩、コショウ、鶏がらスープの素、コンソメスープの素で味を調えます。
・鍋の火を止めて、水にといた片栗粉を回し入れて、とろみをつけます。
③ パスタをゆでる
・大鍋に水を入れて沸騰させ、塩を入れます。(目安は、水1リットルに対して、塩 10g)
・沸騰したら、食べる分の全粒粉パスタを投入し、8分程度ゆでます。
④ 完成・もりつけ
あんかけパスタを食べてみた感想
あんかけの味が濃すぎない方が、アルチェネロの全粒粉パスタが持つうま味・風味を感じ取れると思ったので、うす目の味付けにして正解でした。
とろっとしたアンがパスタを包み込んで、いくらでも食べられてしまう優しい味になっています。
きのこや野菜との相性も、このパスタは抜群です。
あんかけパスタ以外でも、美味しく食べる調理法を見つけていくのが楽しみになるような、そんな全粒粉パスタです。